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2013.11.23 (Sat)

ジャズの歴史



Youtubeをうろうろしていたら、こんなん見つけました。
10年くらい前にNHKでやっていたとか。DVDもあるようですね。ぜんぜん知りませんでした。
全6回でできていて、ついつい一気に見てしまいました。
ジャズを始めたころはあんまり歴史にまで気が向かなかった(そんな余裕もなかった)ので、知ることの必要性を感じることができなかったけど、とても興味深く,心にグッとくるものがありました。
私なんてジャズのジも知らないひよっこですが、いわゆるジャズと言われる曲を演奏させていただいているわけで、まだまだ知らないことだらけなんだけど、今日これを見て感じたこととか書き留めておきたくなりました。
生意気かな。

本やら人の話しやらでジャズの歴史は簡単に聞いて知っていたこともあるけれど、こうして映像を通して見ると、やっぱり感じられるものの大きさが違うなぁと思います。
ジャズの歴史はアメリカの歴史そのもので、ジャズの発展は時代のもので、あの時代だったからこそ生まれた音楽で発展してきた音楽なんだと思います。
今ほどに音楽が自由であふれかえっていた時代ではなかったこと、人々の生活が自由とはかけ離れたところにあったこと、人種差別、ドラッグ、戦争、心穏やかに生きられる今とは違う、平和な時代ではなかったこと。
だからこそ、熱くなれたんだと思います。音楽に。

映像の途中でいろんな方々が過去の偉大なミュージシャンについての話しをしてますが、感じることは、みんなそのプレイヤーの演奏から感じるものについて熱く語っているということ。それはテクニックうんぬんの話しではなくて、形あるものではなく、エネルギーについての感想ばかり。もしかしたらテレビ用にリスナーに分かりやすくするための配慮もあるのかもしれないけど、具体的な評価ではなく、その音楽から感じるものスケールや世界観やら、そういうものばかりの話しがたくさん。
で、そういうの見ていて、やっぱり音楽って芸術なんだと思いました。

われわれは、生まれたときから豊かな音楽が満ち溢れていて、ジャズはもはや古い音楽というか、昔のプレイヤーの歴史をたどっているだけ、みたいに思われていることが多いんじゃないかと。
今でもせっせとジャズを演奏する人たちがいるけど、やっぱりあのころの、ジャズが生み出されたあのころのようなエネルギーはないんじゃないかとすら思ってしまいました。
言いたいことがあって、伝えたい、表現したい何かがあって、音をだして、共演者と音で会話して、時には戦って、それってやっぱり強い思いなり意思なりがないとできないことだと思うんです。
で、多くの聴衆が、その音そのものだけを聞いていたのではなくて、その音が作り出す音楽から感じられるものを全身で感じ、感動し、共感し、だからあんなにあつい演奏がたくさん生まれたんじゃないかと思うんです。

今の時代に生まれた私たちは、ジャズをやってみたいといえば教材もたくさんあるし、学校もあるし、学びやすくなっていると思います。
よく大先輩が言っているのが、うまいプレイヤーは本当にたくさん増えたけど、いい演奏する人はあんまりいないって。しっかりお勉強してるのね、うまいね、でも、あなたの心はどこにあるの?と。
ジャズのフレーズをせっせと覚えてつなぎ合せて、とても美しいアドリブができるようになっても、そこに意思がなかったら、誰がやっても同じような演奏に聞こえてしまう。というか、今のジャズって、そうやって勉強してできるようになるものだという認識であるようにすら思えます。
だから、誰でもできるけど、感じるものが少ない、伝わるものがすくない。
なのに、それでいいと、そういうものだと思っている若者が多いような気がする。そんななんちゃらジャズをなんとなくやっている人たちにこの映像を見てもらいたい。そしたら、ジャズのもっと深い何かが分かるんじゃないかと、そして、それがなくちゃジャズじゃないんだよ!!ということ。

って、ちょっと文章が下手すぎますが(笑)
私もいろいろできるようになりたい気持ちが先行して、どうしてもテクニックを身に付けることに必死になりやすく(またそういう練習のほうが目的がはっきりしてるから練習しやすい)、ジャズを演奏するうえでのもっともっと大事なことを、改めて、忘れないように練習していきたいと、思いました。
人を感動させる音楽は、決してテクニックだけではないということ。
理屈じゃない何かが音楽にはあって、それが人に伝わるということ。
ジャズはいつも生きた音楽であって、そうでなければジャズじゃない。

なんて、生意気なこと書いてしまいましたが、そんなことを改めて感じたのでした。
今の時代、音についてももう知り尽くしてしまったようなところがあるのかもしれないので、新たな音楽の誕生というよりは、何かと何かの融合として発展していくのかもしれないけど、簡単なもので人の心は動かなくて、本当の感動はもっと深いところにあるという事実だけは変わらないでいてほしいなぁなんて、思ったりするのでした。
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