2014.03.11 (Tue)
プチ同窓会
卒業以来10年以上行くこともなかったキャンパス。久しぶりに覗きに行ったら、いろんな懐かしさで心がいっぱいに。
大学に何しに行ってたんだろ~なんてふと思うけど、校舎を見て研究室を覗いて、当時と変わらない景色と新しく変わってしまった景色、一度も思い出しもしなかったいろんな記憶がつぎつぎ頭に思い浮かんで、それはそれは予想外の感動でした!
一番のやりたいことはきっと叶わない。家庭の事情やもろもろ考えて、当時はあきらめた。
2番目にやりたいことのために大学に行き、教員免許を無事にとって、その他の専門の授業はそこそこにやってた気がする。研究が好きだったわけでもなく、実験大好きだったわけでもなく、でもたぶんそれなりにやってた。それなりにサボってもいた。
仲間とたくさん遊んで、いろいろあったけど、キャンパスにも駅からの街並みにもすごく思い出があって、それは具体的に思い出せるものだけではないんだけど、なんとも言えない懐かしさと切なさと豊かさを感じた。
当時は、当たり前だけど、そこにいた時間が現実で、そこで感じていたことが現実だった。
でも、こうして時間が経って、当時の現実の場所に立ってみると、今ではその現実だった場所も時間も嘘のようにも思えた。
とてもとてもここに私がいたとは思えないような、夢だったんじゃないかと思うような。
10年ぶりくらいに会った友達。
一緒に当時過ごした景色の中で会話して、お酒を飲んで、近況報告して、そんな時間も夢の中にいるような気持ちだった。
今では大学で学んだことなんてこれっぽっちも活かした生活はしてないけど、でも、2番じゃなくて、1番やりたかったことに近づいているのは確か。
当時の現実は今では夢のようになり、当時夢見ていた今の生活は、いまやっと現実だと感じられるようになったのかもしれない。
いまよりももっともっといろんなこと感じてたんじゃないかと思う。
日々の生活でなんとなくパターン化してきている自分の心の置き方とか、習慣によって出来ている檻が、一気に壊れたような気がして、懐かしい思いは心の解放だったりもして、狭まっていた視野が広がったような気持ちにすらなったのだ。
またゆっくり農大通りを歩きたいな。
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック